学術集会
第35回日本成長学会学術集会のご案内
ご挨拶
このたび、第35回日本成長学会学術集会を開催させていただくことになり、大変光栄に存じております。北海道での学術集会開催は、第19回(2008年)旭川市(藤枝憲二会長)、第25回(2014年)北見市(伊藤善也会長)についで3回目です。北見から10年ぶりに札幌での開催となりました。
私は、人類学、国際保健学の分野において成長研究に取り組んでまいりました。本年の学術集会では、「環境が描くこどもの成長の軌跡 ~Environment, Health, and Auxology~」をテーマに掲げて、国際成長学会(International Society for the Study of Human Growth and Clinical Auxology, ISGA)のLawrence M. Schell会長(ニューヨーク州立大学オールバニ校、特別栄誉教授)を招聘して特別講演を行います。Schell先生は、環境が人体に与える成長への影響に関する世界的権威であり、その見識をもとに成長と健康の関係について深く掘り下げていただきます。
教育講演では、小児内分泌分野の第一線でご活躍されている、北海道大学病院小児科の森川俊太郎先生より、医学的視点からこどもの成長についてのご講演をお願いしております。医療現場での成長研究がどのように実践されているかを深く理解する好機となります。
そしてパネルディスカッションは、北海道大学環境健康科学研究教育センターが北海道ユニットセンターの事務局を担っている、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を取り上げます。国立環境研究所の関山牧子先生、旭川医科大学社会医学講座の佐藤遊洋先生、北海道大学環境健康科学研究教育センターの山口健史先生にご登壇いただき、エコチル調査のこれまでの成果や、今後の成長学への応用について議論を深めていただきます。
本学術集会において、人類学、臨床医学、疫学、環境健康科学など、多様な分野のエキスパートが成長に関する最新の知見を共有し、活発な議論を通じて互いに学び合うことで、学際的分野である「成長学」の発展に寄与することを期待しております。
不慣れのため手探りでの開催となり、行き届かない点が多々あるかと思いますが、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。懇親会では北海道の味覚を楽しみながら、会員の皆様、招待講演の先生方と交流いただけますと幸いです。
秋の北海道で皆様とお目にかかるのを楽しみにしております。
第35回日本成長学会学術集会
会長 山内 太郎
日 時:2024年10月19日(土) 9時30分~18時30分(予定)会 場:北海道大学学術交流会館 札幌市北区北8条西5丁目
会 長:山内太郎(北海道大学 環境健康科学研究教育センター長/大学院保健科学研究院)
最寄り駅:JR「札幌駅」下車 徒歩約7分
地下鉄南北線「さっぽろ駅」下車 徒歩8分、「北12条駅」下車 徒歩7分
テーマ:環境が描くこどもの成長の軌跡 ~Environment, Health, and Auxology~
プログラム:ダウンロード
参加者への案内:ダウンロード
交通手段:ダウンロード
特別講演
「Toxicant exposure and Age at Menarche」
Lawrence M. Schell(State University of New York, Albany, New York)
ランチョン教育セミナー
「小児がん経験者における成長障害—北海道大学病院での取り組み—」
森川俊太郎(北海道大学大学院医学研究院小児科学教室)
パネルディスカッション
エコチル調査の未来を拓く:成長の専門家と共に考える次なる展開
1 .エコチル調査と子どもの成長
関山牧子(国立環境研究所環境リスク・健康領域)
2 .エコチル調査から見た、口唇口蓋裂を例とした先天異常における環境疫学の役割とその将来
佐藤遊洋(旭川医科大学社会医学講座)
3 .エコチル調査における成長研究の成果と今後の展望
山口健史(北海道大学環境健康科学研究教育センター)
40 歳以下の学会口演者の中から、最も優れた発表者を1~2 名選定し、「若手優秀演題賞」として学会より表彰します。副賞として50,000 円を贈呈します。
(詳しくは、若手優秀演題賞)
参加費:事前登録 4,000円(9/29まで)
当日登録 5,000円(9/30以降)
学 生 3,000円
事前登録:右の登録フォームをクリックして、ご記入ください。 登録フォーム
発表者・座長用COI申告スライド:右のCOI申告スライドをご利用ください。COI申告スライド
演題募集要項
演題申込み期間:2024年7月1日(月)~8月10日(土)
8月18日(日)まで延長されました
1.次のテーマに関するものを公募します。
1)成熟の指標となる基準値 2)成長障害 3)乳幼児期の成長 4)思春期の成長
5)生理学的年齢(骨年齢:歯など) 6)その他成長に関する研究
2.応募方法:「抄録ファイル」(4ページ)を同ホームページよりダウンロードし、ページ1に演題名、抄録内容等を
ご記入頂き、ページ2-4に筆頭演者と共同演者の利益相反状態を確認(必要あれば申告)してください。
ご記入後に「抄録ファイル」を下記抄録係にe-mailでご送付ください。演題受領後、自動応答により受付を
返信し、後日、演題受付番号をお送りいたします。なお、1週間以内に演題受付番号が送付されない場合は、
必ず下記の抄録係にお問い合わせください。
第35回日本成長学会学術集会抄録係
抄録専用e-mail:abst.auxology*gmail.com
(*を@に変更してください)
〒113-0033 東京都文京区本郷3-26-1 (株)文栄社 内
TEL:03-3814-8541 FAX:03-3816-0415
第35回日本成長学会学術集会事務局
〒060-0812 北海道札幌市北区北12条西7丁目 中央キャンパス総合研究棟1号館
北海道大学環境健康科学研究教育センター内
E-mail: auxology35*gmail.com
(*を@に変更してください)学会・入会などの問い合わせ
日本成長学会事務局
e-mail:auxology*ac-square.co.jp
(*を@に変更してください)
アカデミック・スクエア㈱内〒612-8082 京都市伏見区両替町2-348-302
TEL:075-468-8772 FAX:075-468-8773
学術集会アーカイブ
「日本成長学会学術集会アーカイブ」
学術集会の過去に開催された集会プログラムを公開しています。
国際成長学会のご案内
「国際成長学会(International Congress of Auxology)」