第33回日本成長学会学術集会

ご挨拶

この度大阪の地において、第33回日本成長学会学術集会を開催させていただくことになり、大変光栄に存じております。私はこれまで子どもたちの成長や体格の評価について学校現場での利用を中心に研究を進めてまいりましたが、昨年には1年遅れの東京オリンピック・パラリンピックが、今年に入り北京冬季オリンピック・パラリンピックが開催されたこともあり、今回の学術集会ではテーマを「成長学とスポーツ・運動」とさせていただきました。東京オリンピックでは、日本選手から10歳代の若い選手のメダル獲得がありましたが、日本の伝統的なスポーツの一つの柔道においては2022年から全国小学生学年別柔道大会が廃止され、若い選手の活躍を喜ばしく思う反面、成長期の子どもたちのスポーツや運動の場面ではまだまだ色々な課題があるように思われます。今回の学術集会では子どもたち成長に欠くことができない運動や遊びですが、スポーツも含めて子どもたちの成長に与える影響についてご議論いただければと願っております。

会場は、利便性を考え大阪駅に近いOIT梅田タワー常翔オールを予定しております。なお、COVID-19の新たな変異株による感染拡大によって、対面の開催が難しい場合はWeb開催に変更する場合がございますことをご了承ください。多くの会員の方の参加をお待ちしています。

第33回日本成長学会学術集会

会長 後和 美朝


第33回日本成長学会学術集会のご案内

日 時:2022年11月26日(土) 9時30分~18時30分(予定)

会 場:OIT梅田タワー常翔ホール

    大阪市北区茶屋町1番45号

テーマ:成長学とスポーツ・運動

会 長:後和美朝(大阪国際大学人間科学部 教授)

プログラム:特別講演・教育講演・一般演題・共催セミナー等(プログラム

若手優秀演題賞:40 歳以下の学会口演者の中から、最も優れた発表者を1~2 名選定し、「若手優秀演題賞」として学会より表彰します。副賞として50,000 円を贈呈します。

(詳しくは、若手優秀演題賞

参加費:事前登録 4,000 円(11月12日(土)まで) 

    当日登録 5,000 円

    学  生 3,000 円

   ※懇親会は予定しておりません。

事前登録:参加申込みを、下記申込先リンクあるいはQRコードよりフォームにてお申込みください。参加費は原則として当日会場で徴収いたします。

事前登録の締切日は11月12日(土)です。

     登録フォーム:https://forms.gle/kxWSBp2ntsmasxVq7


事前登録に関する問い合わせ先 e-mail:auxology33th @ gmail.com 

                 (@を半角に、前後のスペースを削除してください)

演題募集要項

演題申込み期間:2022年7月1日(金)~9月30日(金)(終了しました)

数多くの演題の応募ありがとうございました

1.次のテーマに関するものを公募します。

1)成熟の指標となる基準値  2)成長障害  3)乳幼児期の成長  4)思春期の成長

5)生理学的年齢(骨年齢:歯など)  6)その他成長に関する研究

2.応募方法:「抄録ファイル」(3ページ)を同ホームページよりダウンロードし、ページ1に演題名、抄録内容等を

ご記入頂き、ページ2-3に筆頭演者と共同演者の利益相反状態を確認(必要あれば申告)してください。

ご記入後に「抄録ファイル」を下記抄録係にe-mailでご送付ください。演題受領後、自動応答により受付を

返信し、後日、演題受付番号をお送りいたします。なお、1週間以内に演題受付番号が送付されない場合は、

必ず下記の抄録係にお問い合わせください。

3.演題申込・演題問い合わせ先:

〒113-0033 東京都文京区本郷3-26-1 (株)文栄社 内 第33回日本成長学会学術集会抄録係

TEL:03-3814-8541 FAX:03-3816-0415 抄録専用e-mail:abst.auxology@gmail.com


学術集会問い合わせ

学術集会事務局:第33回日本成長学会学術集会事務局 大阪国際大学 後和研究室内

         〒570-8555 大阪府守口市藤田町6-21-57

         ℡:06-6902-0791 Fax:06-6902-8894

e-mail:auxology33th @ gmail.com

(@を半角に、前後のスペースを削除してください)

第33回日本成長学会学術集会 プログラム


タイムスケジュール

8:30 開 場 

9:00 受付開始

8:45~9:30 理事会(45分)


9:30~9:35 開会挨拶


9:35~10:55 一般演題発表:セッション1・2 No1~No.8(8演題:80分)             


11:00~11:50 共催セミナー(50分)

 「肥満小児における成長特性」国立病院機構岡山医療センター院長 久保俊英先生


11:50~12:40 昼休憩(50分) ※理事会開催の会議室での飲食は可能

12:40~13:20 総会(40分)


13:30~14:50 一般演題発表:セッション3・4 No.9~No.16(8演題:80分)


15:00~16:00 特別講演

「子どもの発育発達と運動遊び」

中京大学スポーツ科学部教授 國土将平先生


16:10~16:50 一般演題発表:セッション5 No.17~No.20(4演題:40分)


17:00~18:15 パネルディスカッション(75分)

「成長期のスポーツ障害~過剰なスポーツ活動から子どもを守る~」

コーディネーター 早稲田大学スポーツ科学学術院教授 鳥居俊先生


18:15~ 表彰,次期大会長挨拶(堀川玲子先生),閉会挨拶


プログラム

〇特別講演

座長 後和美朝(大阪国際大学人間科学部)

子どもの発育発達と運動遊び

國土将平(中京大学スポーツ科学部)


〇パネルディスカッション

コーディネーター 鳥居 俊(早稲田大学スポーツ科学学術院)

成長期のスポーツ障害~過剰なスポーツ活動から子どもを守る~

パネラー

成長期のスポーツ傷害予防-医学ならびに学校安全の観点から重視するポイント

笠次良爾(奈良教育大学教育学部保健体育講座)

新体操スクールの現状と今後の課題

橘安貴子(NCCスポーツクラブ)

金丸祐三(大阪成蹊大学)


〇共催セミナー

 座長 堀川玲子(成育医療研究センター)

肥満小児における成長特性

久保俊英(国立病院機構岡山医療センター)


〇一般演題

【セッション1】

座長 望月貴博(希望の森成長発達クリニック)

演題1 小児肥満治療における身長・体重成長曲線活用の必要性

杉浦令子1)、原光彦1)、村田光範2)

1)和洋女子大学家政学部健康栄養学科、2)和洋女子大学大学院総合生活研究科


演題2 小児のサルコペニア型肥満の特徴について

原 光彦1)4)、西村美帆子2)、杉浦令子1)、村田光範1)、阿部百合子3)、森岡一郎4)

岡田知雄4)5)

1)和洋女子大学家政学部健康栄養学科、2)和洋女子大学大学院総合生活研究科

3)日本大学医学部医学教育センター、4)日本大学医学部小児科学系小児科学分野

5)神奈川工科大学研究栄養科学部管理栄養学科


演題3 やせの若年成人女性における6~20歳時のBMI SDS低下に寄与する身長・体重の

   変化の特徴

長島 由佳1)2)、井口美香子1)2)、長谷川奉延 2)

1慶應義塾大学保健管理センター、2)慶應義塾大学医学部小児科学教室


演題4 肥満小児と非肥満小児の身長経過の差は、男子17歳、女子13歳における身長の高低によってどう異なるか

加藤則子、田中敏章、曽根田瞬、岸健太郎、伊藤善也、佐藤亨至、立花克彦、横谷 進

長谷川奉延、村田光範、磯島 豪、吉井啓介、井ノ口美香子、依藤亨、篠田謙一、長谷川行洋、鈴木貴大、高井省三

日本成長学会成長研究委員会


【セッション2】

座長 伊藤喜也(日本赤十字北海道看護大学臨床医学療育)

演題5 Personal Health Recordにおける小児期の体格評価について

杉浦令子1)、村田光範2)

1和洋女子大学家政学部健康栄養学科、2)和洋女子大学大学院総合生活研究科


演題6 縦断的成長記録による6歳時身長SDSからの17歳時身長SDSの分布の割合の

評価-低身長児のcatch-up率-

田中敏章1)、横谷 進2)

1)たなか成長クリニック、2)福島県立医科大学甲状腺・内分泌センター

演題7 前思春期から成人身長までの身長と親の成人身長との相関

曽根田瞬、加藤則子、田中敏章、岸健太郎、伊藤善也、佐藤亨至、立花克彦、

横谷 進、長谷川奉延、村田光範、磯島 豪、吉井啓介、井ノ口美香子、

依藤 亨、篠田謙一、長谷川行洋、鈴木貴大、高井省三

日本成長学会成長研究委員会


演題8 ピーク成長率時の歴年齢予測モデルの妥当性検証

-小城成長研究に基づいた日本人データを活用-

街 勝憲、土屋陽祐、平野裕一、越智英輔

法政大学生命科学部・日本学術振興会特別研究員(PD)


【セッション3】

座長 森潤(大阪市立総合医療センター小児代謝・内分泌内科

演題9 男子のSGA性低身長症とAGA低身長との成長学的思春期開始年齢の比較

岸健太郎1)2)、曽根田瞬1)、佐藤直子1)3)、野田雅裕1)4)、田中敏章1)

1)たなか成長クリニック、2)たちばな台クリニック、

3)東京大学医学部附属病院小児科、4)公立昭和病院


演題10 乳幼児期における2型コラーゲン異常症関連疾患患者当事者の身長および

体重の経過

江本 駿1)、毛利 環2)、大塚まどか2)、山川樹里2)、西村由希子1)

1特定非営利活動法人ASrid、

2つくしの会(軟骨無形成症患者・家族の会) 2型コラーゲン異常症部会


演題11 遅発初経者の思春期における身体発育の特徴

山中沙紀1)、上西一弘1)、小林正子2)、石田裕美1)

1) 女子栄養大学、2) 女子栄養大学栄養科学研究所


演題12 21世紀21年間の既製マウスピース矯正治療を振り返って

福岡 雅

aux歯科クリニック


【セッション4】

座長 渡邊裕之(北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科)

演題13 エコーを用いた骨端核評価による成長スパートの予測

上村公介

順天堂大学附属順天堂医院総合診療科


演題14 超音波画像診断装置を用いた踵骨の発育段階の新たな分類法の開発および信頼性

の検討

本間勇伎1)、池上 和1)、坂槙 航1)、樋口明奈1)、前道俊宏2)、筒井俊春2)

鳥居 俊2)

1) 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科、2) 早稲田大学スポーツ科学学術院


演題15 男子小中学生における足部除脂肪量の発育変化

樋口明奈1)、坂槙 航1)、筒井俊春2)、鳥居 俊2)

1) 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科、2) 早稲田大学スポーツ科学学術院


演題16 小学3年から中学3年における視神経乳頭の経時的変化

山下高明

鹿児島大学病院眼科


【セッション5】

座長 坂本優子 (順天堂大学整形外科)

演題17 成長期野球選手の動的姿勢制御能力と身体重量比率の関係

原由希菜1)、植山剛裕1)、筒井俊春2)、鳥居 俊2)

1早稲田大学大学院スポーツ科学研究科、2)早稲田大学スポーツ科学学術院


演題18 成長期サッカー選手における片脚バランス能力と発育との関係

渡邊裕之

北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科理学療法学専攻


演題19 男子児童・生徒のスポーツ障害が好発する条件についての検討

清永 康平1)2)、南 達也1)、松田 貴雄2)

1南整形外科クリニック、2)国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター


演題20 大分県の高校生女子スポーツ選手の鉄欠乏に関する考察

松田貴雄1)2)、清永康平1)3)

1)国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター、2)大分県スポーツ医科学委員会メディカルサポート部会

3)南整形外科クリニック